ファミリーマートと、サークルKサンクスを参加に持つユニーグループ・ホールディングの経営統合の基本合意がまとまったと報じられました。
これで、コンビニ業界の大きな再編の動きは、ひとまず落ち着くことになります。
3強or3.5強の時代へ
ファミマ・サークルKサンクスの統合では、コンビニブランドは一本化されることが決まっています。
これで、コンビニ業界は、セブン-イレブン、ファミマ・サンクス、ローソンの3強時代に入ると言われています。
本サイトでは、これにミニストップを加えた3.5強の時代になると言っています。
合従連衡の歴史
ここでとりあえず、これまでのコンビニ業界の合従連衡の歴史を、図にまとめてみました。
王者セブン、ローソンとファミマの2位争い
セブン-イレブンは常に王者として君臨し、あまり買収戦略をとってきませんでした。
逆に、2位を争ってきたローソンとファミマは、小規模コンビニの吸収や提携などで規模を大きくしてきました。
現時点での店舗数で見ると、ファミマとサークルKサンクスが統合してココストアの店舗数(約600)も合わせると、王者セブン-イレブンを超えそうですが、統合する来年(2016年)9月には、おそらくセブン-イレブンの店舗数は2万を超えているでしょうから、セブン-イレブンの絶対的な地位は揺るがないものと思われます。
気になるのはローソンの動きですね。
これまでは早めの展開でファミマに差を付けてきましたが、店舗数だけで見れば、一気にファミマに差を付けられることになります。
ファミマはユニーGHDとの経営統合で、来年までは大きな動きは無理でしょうから、これからの1年はローソンの動きに注目です。