7&i HD の鈴木敏文会長が退任-セブン-イレブンの社長交代案否決で

セブン&アイ・ホールディングスが7日午前に開いた取締役会は中核子会社、セブン-イレブン・ジャパンの井阪隆一社長兼最高執行責任者(COO、58)を交代させる人事案を否決した。社外取締役を中心に複数の取締役が反対した。

以上、日経新聞より。

これを受けて、鈴木敏文会長は、セブン&アイ・ホールディングスの会長を退任する見通しとなった。

4月11日追記

鈴木氏は井阪氏の経営手腕に不満(読売新聞)

セブン&アイHDは取締役の人事や報酬などに社外の意見を反映させるため、鈴木氏と村田紀敏社長、社外委員2人による指名・報酬委員会を設けている。関係者によると、セブン&アイHDが先月から今月にかけて開いた委員会では、社外委員が井阪氏の退任に反対の立場を示した。

7日の取締役会には、鈴木氏が社外委員の反対を押し切る形で井阪氏の退任案を提出したが、反対意見が大勢を占めた。

セブン-イレブンは、今年2月まで43か月連続で既存店の売上高が前年同月を上回るなど業績が好調で、セブン&アイHDの営業利益の大半を稼ぎ出している。それでも鈴木氏が井阪氏の退任を求めたのは、「井阪氏の経営手腕に不満を抱いていた」(関係者)との見方がある。

創業家の伊藤氏も反対に回った(時事通信)

「鈴木会長が(次男の)康弘取締役をセブン&アイのトップに就ける道筋を開くといううわさを耳にした。事実ならトップとしての判断力に重大な疑問が生じる」と、人事案の背景に「世襲問題」があるとの見方を示唆して鈴木氏をけん制した。

セブン&アイのトップ人事などを議論する指名・報酬委員会でも、交代案に社外取締役が反対し、意見集約できなかった。

さらに、セブン&アイ株の1割を保有する創業家の伊藤氏も反対に回った。鈴木会長は会見で「友好的だった(伊藤氏との)関係が急きょ変わった」と驚きを隠さなかった。

社外取締役の影響力大(産経)

社長交代案について、取締役候補などを選ぶ指名・報酬委員会に諮問したところ、委員を務める2人の社外取締役が「5期連続で最高益を達成した社長を辞めさせる合理的な理由がない」と反対を表明した。

経営者のいいなりにはならない、いわばプロの社外取締役がカリスマ経営者による社長交代劇を阻止した格好だ。

今回の内紛の背景には、世襲問題があるとの見方もある。後継者候補が次々と去る中で、鈴木氏の次男が異例の早さで昇格しているからだ。鈴木氏は退任会見で世襲を否定したが、そうした疑心暗鬼を招くこと自体、鈴木氏らしからぬ失態だった。